悪酔いしないための大原則

悪酔いしないために、水を飲もう

日本酒居酒屋に行くと、頼んでもいないのに水が出されることがあります。これは「和らぎ水」といって、日本酒と一緒に飲むためのものです。実は、体内に吸収されたアルコールを分解するために、大量の水が必要なのです。日本酒と一緒に水を飲むことは、アルコールの分解を助け、悪酔いすることを防いでくれます。もし、居酒屋で水をいただけなかったら、店員さんに水をお願いしましょう。日本酒と一緒に水を飲むことは、日本酒の飲み手の間では常識なので、億劫になる必要はありません。

量は飲んでいる日本酒の倍以上が目安

水の量は、飲んでいる日本酒の倍以上が目安です。普段から日本酒と水を交互に飲むことを心がけ、「やばい、酔ってきた」と感じてしまったら、さらに水をたくさん飲みましょう。

日本酒のアルコール度数は高い

よく「日本酒は悪酔いするから飲めない」というセリフを聞くことがあります。これは日本酒のアルコール度数が、ビール(5度くらい)やワイン(13度くらい)に比べて、高いことに起因するのだと思います。日本酒のアルコール度数は、高いものだと18度くらいあります。高いアルコール度数のお酒を、低いアルコール度数のお酒と同じように飲み続けたら、悪酔いするに決まっていますね。日本酒に「和らぎ水」が存在するのは、高いアルコール度数のお酒を飲むための工夫でもあるのです。

一般的に適量は2合です

日本酒1合は、180ccです。一般的な日本人が飲める日本酒の適量は2合(360cc)と言われています。人によって飲める量は異なるので、無理のない範囲で楽しみましょう。

他にも悪酔いしないための工夫はいろいろあるのですが、一番大事なことは、水を飲むことです。これは超重要な大原則なので、忘れないようにしてください。

次回は、日本酒居酒屋で店主や店員さんとのコミュニケーションを楽しむためのコツについて、紹介します。