初めてのお店での会話、どうすればいい?

まずは、料理、日本酒の感想を伝えよう

店主や店員さんとの会話は、日本酒居酒屋の魅力のひとつです。ですが、初めてのお店で、どう会話を切り出したら良いか迷うと思います。最初は、料理や日本酒の感想を伝えると話しかけやすいです。最初なのでポジティブな内容にしましょう。「この海老の塩焼きは、私が今まで食べてきたなかで、一番美味しいです!!」といった具合です。そうすると、店主も、それに応じて、その料理に関する思いや旨さの秘訣を教えてくれると思います。そこから、会話を続けていけば良いのです。

お通しおかわり事件

僕がとある池袋の日本酒居酒屋に、初めて伺ったときのことです。そのお店のお通しは、一汁一菜で2種類お通しが出てくるお店でした。そこで出てきた豆腐のお通しが、感動的に美味しく、「うまい、これはうまい!」と食べていました。カウンター席だったので、前にいた店主に、「この豆腐のお通しが、すごく美味しいです。これはどうやって作るのですか?」と尋ねると、その豆腐が嶺岡豆腐であることと、作り方を教えてくれました。

あまりにも美味しかったので、もう1つ食べたくなり、無理を承知で、追加料金を払うので、豆腐のお通しをおかわりできないか尋ねたところ、快く承諾していただきました。後にも先にも、お通しのおかわりをしたのは、その時だけです。

その後も店主には、日本酒や蔵元の話、酒器の話など、色々教えていただき、とても楽しいひとときを過ごせました。どうでしょう、日本酒居酒屋でのコミュニケーションに興味を持っていただけたでしょうか。

次回は、日本酒のラベルを写真撮影するときに気をつけたいことを紹介します。